減り続ける都市の緑 「社会の富」守る視点を 中央大学機構教授 石川幹子 - 日本経済新聞

酷暑の夏が過ぎ、抜けるような秋空が広がる季節となった。アスファルト・ジャングルの都市で、公園の緑が人々に憩いの場を提供している。しかしいま、全国各地の公園で、樹木の大量伐採が進行している。典型的事例が東京の神宮外苑で、都市計画公園の指定を削除し、高層ビルを建設する再開発事業が開始され、3千本以上の樹…